■ウッドグリップ製作記■

カンボワイドを2年ほど手持ち撮影で使っていて、
どうしても違和感があるのはシャッターレリーズが左側のグリップに付いていることです。
しかも、レリーズを親指で押さねばならない。
1/15秒ぐらいのスローシャッターを切る時には、グリップをもつ手はなるべく固定したいのに、
人さし指ならまだしも、親指でシャッターを切るとぶれそうな不安感があります。
なんかしっくりこないんですねー。
しかも付属しているグリップはプラスチック製で安っぽい。
そこで一念発起してグリップを自作することにしました。

↓これが付属していたプラスチック製のグリップ。中空なので軽いのが取り柄。

↓真ん中で2つに割れるようになっている。この構造が安っぽい。

↓本体への取り付けネジ穴

↓レリーズが通る穴


グリップは木で作ることにして、名古屋の東急ハンズで手ごろな木材を探す。
黒檀は色がよく、重厚な感じだがいかにも硬そうで削りにくそう。
ツゲやサクラは加工はしやすいが硬さが足りないし、色が浅く地味。
ラワンは木目がなく、美しくない。
何かいいのがないかと探していると、端材でどんな銘柄かわからないけれども
濃い赤茶色で木目もきれいなものがあった。3cm角で長さ30cmほどで450円。

まず紙粘土を直径3cmぐらいの棒にして、そっと握って型をとる。








これをモデルにしてノミやOLFAのクラフトナイフで木を削っていく。
私が買ってきた木材は木目がはっきりしていて、
黒っぽい層はしっかり硬いけれど繊維の方向がはっきりしているので削りやすい。
しかし薄い色の層はかなり軟らかいというか、繊維があいまいで、
削る方向を間違うとささくれたりつぶれてくずれてしまったりする。
削っている過程の写真は撮らなかった。
刃物で削り終えたら、#500ぐらいの耐水サンドペーパーで表面を滑らかにする。

次は塗装。
アクリルクリアラッカーでもよいが、厚塗りができるのでウレタンクリアラッカーを使う。
形が複雑で全面塗装せねばならないので、下のような枠を作り、木綿糸で中空に吊るす。
このウレタンクリアラッカーは以前にも使ったことがあったのだが、
今回使ったものは少し厚塗りすると気泡ができてしまい、使い辛かった。
質が悪かったのかもしれない。
一度スプレーしては1日乾かし、#500サンドペーパーで表面を平滑にする。
これを3回やる。



最後の仕上げ塗りをしてから1日後に塗料のタレた部分をナイフで削り落とし、
さらに2日乾かしてからサンドペーパー#500,#1000,#1500,#2000で順次肌理を細かくしていく。
次に細目、極細、超極細の三段階の液体コンパウンドで根気良く磨く。
最終的には鏡面のようになる。
そして、完成〜。ふぅぅ。

↓グリップをビスで取り付けた様子。
関係ないけど、シュナイダーのスーパーアンギュロン47mm f5.6にはR1フィルターが付いてます。
レンズのシフトは上下20mmまで。

↓グリップの色は実物より明るく赤く写っている。

↓ビューファインダーはコンタックスGF-21mm。これが見え味、最高!
ライツやフォクトレンダーやアベノンのものより断然よい。

↓ロールフィルムホルダーはホースマンの6×9cm。
巻き上げレバーのロック解除のレバーが操作し辛いのが欠点。

↓握ってみたところ。私の手にのみ、ジャストフィット〜。
しかしグリップは指の形に忠実なので、グリップが一定の握り方を強要してくる。
ラフな持ち方を許さない。これがいいのか悪いのか、しばらく使ってみないと評価はできないな。
ひょっとしたらペンタックス67のグリップみたいな、ただの丸棒の方が握りやすいのかもしれない。

↓シャッターレリーズは右側に移動させた。ステーがないのでマジックテープで固定。
マジックテープだと着脱も可能なので、三脚に乗せてスローで撮る時には、はがしてブラブラにして使用できる。
レンズキャップはペンタックスの物が使いやすい。


ウッドグリップを作ってシャッターレリーズを右に移動させたので、
ようやく違和感なくシャッターが切れるようになった。
こうなると、右側にもグリップが欲しくなってくる。
ロールフィルムホルダーに穴を開けられそうな場所があるので、
次は右グリップを作ることにいたしましょう。
というわけで、左ウッドグリップ製作記は、おしまい〜。

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